空気環境測定に必要ものや欠かせないことなどの紹介

建築物における衛生的環境の確保に関する法律によって、建築物の環境衛生の向上を図る目的として定期的な空気環境の測定が義務付けられています。該当する建物は3000平方メートル以上の特定用途の床面積があるところです。また、学校の場合は8000平方メートル以上となっています。ただし病院は適用外です。測定項目は、浮遊粉塵量、一酸化炭素、二酸化炭素、温度、相対湿度、気流の6項目です。測定時期は2ヶ月以内に1回となっています。また、ホルムアルデヒドについては、新築、大規模修繕、またその後に最初に迎える6月から9月末までの1回の測定が必要です。これらの測定には専用の測定器が必要になります。測定する場合は床からの部屋の中央で決まった高さで1日2回、実際に使われている状態で行います。

測定を行うために必要な人的要件

空気環境の測定を行う業者に必要な資格として空気環境測定実施者があります。空気環境の測定を行う者としての必要な知識や技能を有している者に対して与えられる国家資格です。建築物空気環境測定業を登録するときには必要な資格です。受験資格は高等学校等を卒業してから2年以上の実務経験があるか、それと同等の学歴及び実務経験があると認められるか、5年以上の実務経験があるかのいずれかです。この資格を取得した後で事業者の人的要件として登録します。受講内容は、建築物環境衛生制度を2時間、建築設備概論(空調設備関係)を3時間、空気環境管理概論を4時間、空気環境測定各論を18.5時間、実務指導が6時間となっています。その後、試験を1.5時間行い、全部で5日間、計35時間で行います。

測定を行うために必要な物的要件

空気環境の測定を行う業者に必要な物的要件として、測定器があります。定期的に測定が必要と規定されている6項目について全てを賄うことができるものはありません。それぞれの項目について専用の測定器を6台用意することになります。浮遊粉塵量測定器、一酸化炭素検定器、二酸化炭素検定器、0.5度目盛の温度計、0.5度目盛の乾湿球湿度計、毎秒0.2メートル以上の気流を測定することができる風速計が必要です。測定は、1日に2回、各部屋の中央の規定の高さで実施する必要があります。各測定器を都度セッティングするのは煩雑になるため、移動がしやすく、規定の高さで測定器を固定することができる台車も必要となります。これらの測定器は点検をして記録されている必要があり、所有している必要があります。

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